鋼の錬金術師 #27 せんせい

■内容 ■構成 ■感想


■内容
●ラッシュバレーで錬金術の師匠に再開した鋼兄弟は、一緒に先生の家のあるダブリスへ。逃げないように兄弟は縄で縛られる。車中でウィンリイに師匠との馴れ初めを語る。
●かつて、故郷の村で、大雨の日に川の水が溢れて決壊しそうになったときに、師匠のイズミとその夫が現れ、錬金術を使って一瞬のうちに高い堤防を立てたことがあった。そのとき、兄弟はイズミに弟子入りしたのであった。
●大佐は中央に正式な異動となり、中央へ連れて行く部下を決める。ぽっちゃり知将キャラ、機械好き眼鏡、女たらし、スナイパー美女、幸薄そうな准尉、の5人。
●ダブリスに着くと、村の子どもが次々とイズミを迎え、さっきまでの怖いイズミのイメージとは裏腹である。自分の力で治せるものは自分で治す。死んだものは元に戻らない。と、子どもたちに説く。
●近所の猫のお墓を作りウィンリイが飼い主だった女の子を送って行くと、いよいよイズミは兄弟の体が五体満足ではないことを問う。エドは母親の人体錬成を試みたことを告白し、イズミは二人を激しく折檻する。ひとしきりそれが続くと、今度は何も言わずに二人を抱きしめ、鎧のアルは涙を流し(たように見えるくらい人間的に描写される)、エドもその優しさに身を任せる。

■構成
凶暴な師匠のイントロ、昔話、命の尊さ、師匠の本当の優しさ、兄弟の悲哀と上手くまとめる。
間に、軍=大佐の動向も挟む。

■感想
とっても良い感じでした。ゆっくり展開で物足りなさを感じていたが、ラスト、丁寧で内容が濃く、しんみりするところだがアクションも入っている、という場面への布石だった。良くできていた。