R.O.D #18 ■登場人物 ■内容 ■ポイント ■感想


■登場人物一行
・三姉妹(ミシェール<黄色>、マギー<黒>、アニタ<ピンク>)
菫川ねねね(セミロング眼鏡、作家)
・ジュニア
・ドレイク(傭兵)、読子(黒髪眼鏡)、ナンシー(ヘアピン)


■内容
大英図書館から逃れ、読子の実家にやってきた一行、朝を迎える。・昨晩ちょっとしたことがあり、読子は屋根裏の書庫に入ったきり出てこない。ナンシーは読子についている。・ジュニアは朝食をみんなで食べる場面にどうしていいか分からない様子。・ドレイクは縁側で見張りをしながら朝食をとる。
●昨晩、ジュニアがナンシーに銃口を向けたとき、読子は「その人はあなたのお母さんですよ!」と一喝。そこから不安定になったのだった。ナンシーの膝の上で、拳を握り子どもの様に眠る読子。彼女もまた精神的に参っている。
●ドレイクの見張りを引き継ぐアニタとジュニア。アニタはジュニアが自分を欺いていて、殺そうとしたことをチョップで許す。お互い不器用で言葉で気持ちを表せないが、それでも少しは分かりあえる関係を築きつつある。

大英図書館エージェントの中間管理職ジョーカーは日本政府に協力を依頼し、自分の計画の基礎を固めつつあるようだ。「完全言語のβ版」を持ってウェンディがやってくる。また、連絡の途絶えたジュニアを迎えに行くと言うが、ジョーカーは彼女を手元に置く。

●夕方、敵襲のない暇をもてあまし、みんなでシャボン玉と折り紙で戯れながら幸せなときを過ごしている。ドレイクはジュニアへの警戒心を緩め彼の頭をなで、「マッギーの喜ぶ顔も見たいし」と折り紙に参加する。そこへ、屋根裏の二人が現れる。
読子はナンシーさんとの出会い、ジュニアの生い立ち、大英図書館の特殊工作部であったことを話す。ナンシーとは6年前の偉人事件で知り合い、事件後ナンシーは療養施設でジュニアを産むが、ジュニアは大英図書館に引きとられ、英国の大黒幕ジェントルメンの新しい身体として成長を早めて育てられた。
読子がそこまで話すと、ジュニアが、ジェントルメンが自分の中に押し込まれるとどうなるのか、と言い、ジェントルメンの本?を手に取り反応を始めてしまう。

●まばゆい光を抜け、ホログラムの世界に入った一行(ジュニアもいる)、そこは大英博物館特殊工作部(書架ホール)であった。
・書架ホールから急にシーンが移り、書斎でジョーカーと言い争う読子。「英国はジェントルメンのためにある」とジョーカーは説き、そして読子に彼女の「師であり恋人であった」人の姿を見せる。すると読子は悲鳴をあげて力を爆発させ、書庫中に紙が舞い、パソコンのラインは切られ、炎が上がり大惨事となる。
・炎の中の黒い女の影と眼鏡の反射光を観て泣き叫ぶ少女は幼いアニタの姿で、それを見て現実アニタは声を出せないほど恐怖+驚愕する。

■ポイント
登場人物が増え、また内緒事や裏切り行為が明るみに出て、各々の関係に変化が生じている。こじれた関係が修復されていく過程+新たに関係が結ばれていく過程を描いている。
今回クロウズアップされたものを以下にあげる。
アニタとジュニアは関係を修復中。より仲良くなっていく。
・ジュニアを信じ、優しく面倒を見るミシェール
・マギーはそんなミシェールを"凄い"、と言い、過去を臭わす。
・ドレイクはマギーに心当たりがあるらしく、また、マッギーと呼んだりして関係の深さがうかがえる。(マッキーかも*1 )
補追040318ドレイクにマッギーという名の娘がいるそうです。ドレイクとマギーの間には何もないぽい。
読子はナンシーに子どもは死んだと嘘を付いたが、真実の告白をする。ナンシーは子どもが生きていたことについて驚く。

■感想
まだ#18なのにもう結構な盛り上がりになっていて、なぜ総てのアニメがこうならないのかと思う程である。R.O.Dはとっても面白いアニメ。
ナンシーのジュニアに対する気持ちが分からなかった。一応、「死んだって聞いていたのに」、と驚いていることから、子どもを思う気持ちがあるようだが…。
主要登場人物それぞれに過去があり、それが物語に関係する秘密をもっているようだ。このアニメでは総ての伏線がきちんと回収されるものと期待する。
萌え萌えアニメ日記*2では「本で世界征服と言われてもピンとこない」と筆者は言っている。私は最近「The Ninth Gate*3」という映画を観て、本が少なかった頃の古書の魔力みたいなものを入れ知恵されたので、何となく納得出来るようになった。「薔薇の名前*4」を観てもいいかも知れない。ただ、OVAの偉人というアイディアは未だに疑問である。