2005-03-22 ギャラクシーエンジェル ミュージカル 舞台 ものすごく誠実に作られていて、 とっても気持ちの良い舞台であった。 正直、色ものカツラのキワモノミュージカルだと思ってかなり期待しないで行ったのだが、思いの外質が高く、完成度があってびっくりした。 というのもというのも、 主役の富田麻帆がかなり歌える。スター。蘭花役の小出由華がかなり芸達者である。G.A.メンバーのイメージを壊さない役作りが結構できている。全員が自分の役に自信をもった立ち姿をしている。 のが大変素晴らしかった。 もとのアニメのイメージがあるので、コントテイスト、アイキャッチの挿入、自虐ギャグなどおふざけ色が強い。完璧なエンターテイメントとなっていて、休憩までノリノリ。休みを挟んで後半はシリアス展開にしてヤマを持ってきているが、あまり感動できなかった。もっと情に訴えられて、バッチリ乗りたかったが。 G.A.メンバーは歌や踊りにお祭り騒ぎは得意でも、ストレートプレイに弱い。これには、大きなカツラで顔の表情が埋もれてしまっている、という要因も考えられる。 その分、悪役の風間水希がシメようとしているが、このキャラだけ背景を描き込んだ演技をする訳にもいかないので、バランス的にもちょっと厳しく損。形や凄みの効かせ方はさすが。 いつの間に鈴木真仁があんなに踊れる人になっていたのか!ただの声優はもう完全に卒業だ。 この日は千秋楽ということで、別れを惜しみメンバーほぼ全員カーテンコールで泣いていた。富田麻帆(元アニー)は座長らしく、立派であった。 ちなみに、野田社長が来ていた。まともな人だった。