TX (月)2500-

ファンタジックチルドレン #1 ■構成 ■感想 

   
■構成
●夜、夢にうなされ、部屋の隅に黒い影の幻を観る子ども。やがて一通のハガキが届く。
●画面変わって、古い記録を集めて調べている爺さん。時を越えていろいろな時代に"ある"子ども達が現れることを恐ろしがる。
●冒頭の子どもKの前に、同じ色の髪と目をした子ども6人がやってきて、使命を果たさんと共に行くように誘う。しかしK、今はもう足抜けしたいと言い、新しい名前と母親のいる生活に逃げようとする。一応粘る6人だが、母親の出現に退き下がる。その彼らを黒塗りの車が見ていた。
●6人はある離れ屋を訪ねる。そこに、今息を引き取ったばかりの女性。子ども達は「遅かった」と嘆く。部屋には無数の絵があり、描かれた風景はどれも同じで、彼らに郷愁を抱かせる。看取った男性に彼女の年齢を聞き、生まれた年を子ども達は逆算する。
●黒服の二人組と6人と同じ色の髪と目をした子ども★がやってくる。子ども同士因縁があるようで、一触即発の空気。女性を巡って何かあるのだ。★が絵を見て一瞬の隙を見せ、子ども達は窓から逃げる。一人、三つ編みの少女が捕まってしまうが、この少女が先ほど記憶障害を起こし始めていたこともあり、彼女を救うのを断念する。★は、「一人いれば充分だ」と言って黒服の追跡を止め、ベッドに横たわるの女性に「ここにいたのですね」とつぶやく。

●百一年後、2012年、とある南の島に舞台は移る。
巨大な遺跡の像の手の上で仰向けになっている少女を、少年☆が見つける。この少女は、一人でボートに乗ってやってきたようだ。話かけても無反応な少女を放って町へ行く少年☆。
●町では母親が占い師をしている。時間を潰していると、路地で大人に囲まれている小さな子どもに遭遇する。☆はその子を助け、次いで屋根の上の逃走劇。結局、子どもは連れて行かれてしまうが、去り際に「ありがとな」と言う、それまでは助けてやっても「頼んでない!」と突っぱねていたのに…結構イイ奴だったようだ。
●日が暮れて、☆は少女が気になり、再び遺跡へ。ボートはあるが彼女はいない。諦めて家に帰ると、子どもを追っていた大人達が☆の家から少女を連れて出ていく。父親がが少女を連れ帰り、母親が施設?に連絡してしまったのだ。☆は母親を責める。なぜ、大人達に連絡して渡してしまったのだ、と。当然、昼間のことを知らない母親は全く呑気にあしらうのだった。

■感想
●古い。オリジナリティは物語後半から発揮されるであろう、と期待するが如何に。
・今回連想したものは、
プリンセス・チュチュ、ロミオの青い空(原作・黒い兄弟)、
未来少年コナン王立宇宙軍-オネアミスの翼-。
●話、面白くない。謎々過ぎて、引っ張れてない。謎が多すぎてつまらないので(≠話が分からないので)、初回からして付いていくのが難しい感じ。不透明なストーリーでもミステリー風味で面白ければに付いていけるだろうが…。
・ストーリー以外の部分でも面白さは微妙。逃走劇や緊迫感、に光るものを感じない。そうなると、銀髪青い目に萌えられるか、とか、ミステリアス少女萌え、とかいうレベルになるだろう。