恋風 #7 初嵐 ■内容 ■感想

一喜一憂できて大変楽しいアニメ。


ドラマのある映像作品としては、
『アニメ』から脱却しきれていない印象。
『君の望む永遠』の方がドラマっぽい。


 
■内容
●風花、自己分析。自分の気持ちを試すようにいろいろ考える。なんでお兄ちゃんといるとドキドキするんだろうとか、お兄ちゃんは友達の期待に添える程カッコイイか、お兄ちゃんのにおいは臭いか。
●風花、学校でラヴレターを貰う。文化祭を一緒に回らないか、と。全然知らない子だし、何より、風花はお兄ちゃんを意識して戸惑う。
●風花、お兄ちゃん部屋訪問。もったいぶっているので、お兄ちゃん、つっけんどんに対応。そこで、ラヴレター公開、お兄ちゃん唖然。視聴者としては、その顔、してやったり、なのだが、風花は自分の気持ちがまだ充分に理解できてないし、お兄ちゃんの反応を理解する余裕もない。お兄ちゃん、ラヴレターを第三者に見せてはいけないと諭す。
●風花、文化祭でラヴレターの男の子にお断りする。泣く。

●お兄ちゃん、風花の手料理のためか帰宅時間を早める。上司に妹話を振られても動じなくなる。
風花、スーパーで買い物。袋をフリフリ、♪ランランでスキップ。そこへちょうど出くわす兄。青嵐、風花をなでる。お兄ちゃん、ここでキャプチャ!!
振り向いた風花、兄に気付き驚いて袋を落とす。坂を転がるリンゴを追って走る…が、ガシっと兄の手が風花の腕を掴む。
ソバ屋の自転車が通り過ぎる。
兄、一喝。そして、「お前」でなく「風花」発言。妹、止まる。嬉しくて。
そして、「お兄ちゃんが好き」。
兄、止まる。一生懸命自制していたのに、嬉くて。でも慌てる。
そして、「そんな意味じゃないよ//////」


■感想
内容を書き出してみる、とても細やかに描写して丁寧に演出されてるように見えるが、実際はただ流れてるだけで、イマイチな印象。多分、演出になりきれてない。
では演出とは何か。
多分、間と、画の密度が悪いかも。
間が中途半端かも、もっと突き抜けちゃっていい。
画は、多分オブジェクトに頼りすぎ。もっと周りも描くといいと思う。

人間の感情を言葉で説明せずに、伝えようとしている。視聴者はこれを汲むのに頑張ると面白い。…という線を狙って作られている。
しかし、映画やドラマになりきれず、「アニメっぽい」を突き抜けられていない。

ただ、もう、妹と兄のシチュエーションだけで全然オッケーで、あとは何でもいい感じ。普通にツッコミながら見れて大変で、楽しかった。