2004-04-28 ■ 視聴率 思うに、深夜アニメには 視聴率というのは全く関係のないもので、 数字というのは売れた数(DVD)だけが問題となるだろう。 一方、日曜朝やゴールデンタイムは別で、 こちらは、DVDの売り上げだけでなく、 視聴率の数字も大事なはずだ。 ここで、深夜アニメの視聴率をレポートするのはもうやめることにした。 意味がない。 深夜アニメで平均1.3%しか視聴率を取っていない番組が 0.2%上がった下がった言っても無意味だ。 その差は1軒2軒である。 と、考えると、分かると思うが 深夜アニメは、全話通して放送する意味がない。 最近、全話放送されないアニメについて 怒り心頭、不鑑賞宣言をされる方が多いが、 そのお怒りは的はずれである。 ではなぜ放送しているのか。 単に宣伝である。DVDを売るためだ。 「オタク向けアニメは資金もないし 深夜でないと放送してもらえる枠がないから、 だからあんなに遅くにひっそりと放送するしかないんだ。」 なんてのは、知ったかぶりである。というか、意味も分からない。 そのアニメは、放送するために作られてはいないのだから 全話放送されなくても当然だ。 規制が厳しいから深夜にやっているというのは、正しいが、 深夜放送でも規制に応じているものもある。 放送が主目的でないというのは不誠実で悪いことではない。 むしろ、先進的で他をリードする良い行いだと思う。 ゴールデン・プライムのバラエティは必ず毎回の放送、視聴率が注目される。 これから、テレビがなくなり、パソコン画面で放送プログラムを受信して観ることになったとき バラエティ番組はどうなるか。身の振り方の指針はまだない。 テレビを観る時間が確実にパソコンでのDVD鑑賞に移っているとなれば、 売るためにアニメを作るのは自然な対応で、 未だ身の振り方が定まらないバラエティ番組はその対応に出遅れていると言える。