2004-09-02 映画「スチームボーイ」感想 ■喜劇・大友節 ■Theニッポンのアニメ ■上品であること⊆大衆的には出来ていない スチームボーイ! すっごく面白かった!!大爆笑しまくり。 ■喜劇・大友節 超喜劇! でもパッと見そうは見えないという、 極上の喜劇! そして懐かしい大友節。 大ぼけナンセンスのすれ違いで激皮肉! 「テムズの流れが全て流してくれる…」 「おじぃちゃん!ここはテムズ川じゃないよ!ロンドンの真ん中だよ!」 「なにィぃ!」 どの人物も、歌舞伎の見栄が決まらない。 ■Theニッポンのアニメ 上記大友成分に加え、 ●足が出てきて、正統派巨大ロボ ●ガンダム等、富野作品にみられるキャラ同士のcommunicationのズレ (富野は真面目にやっててあぁなるが、大友は狙っている) ●宮崎アニメの十八番・序盤の逃亡劇 ●ギャグメカがどんどん出てくるタイムボカンSHOW ●白黒→カラー時代アニメの科学幻想 日本のアニメのいろんなものがちゃんと入っている This is ジャパニメーションかも。凄い。 ■上品であること≒大衆的には出来ていない 惜しむらくは、上品なこと。(だから喜劇が伝わりにくい) つまり大衆的には出来ていない。 そういうものは、制作費をかけてはいけない。回収できないから。 んで、 時代モノ喜劇なんだけど、 ちゃんと今の社会情勢や科学技術を反映していて 今っぽい出来となっている。 戦争批判はかなりcleverで、強烈な皮肉がこめられている。 アメリカの国旗は一枚も出て来ない。 ■日記 場所と時間:六本木 2130- この映画館ではもう一日一回上映にまで縮小されていた。 映画の日で、しかも上映終了2日前だからか 人いっぱいで良い席が取れず、前の方の席になってしまった。 しかし、本編が始まれば、 映画の世界に入れたので気にならなくなった。 前半、動きがなめらかでなくて(映画館の映写機の問題?)ちょっとブレてた。 映画を観る前に、 来襲http://d.hatena.ne.jp/matterhorn/20040812 を読んでおいて良かったと思いました。どうも。 トラックバックというやつをしてみましたが できませんでした。使い方が分からない…